【脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!/ベネディクト・キャリー,花塚恵】を読んでみた
自分の勉強法を見直そうと思い、読んでみました。
ひとこと要約
「学習を日常生活の一部として考えろ」という本です。
要点整理
■手順や環境に変化をつける
・手順、方法を変える
・複数の知覚を関連づける
・場所を変える
■勉強時間を分散する
・試験まで/2回目の学習までの間隔
1週間 /1~2日
2ヶ月 /1週間
3ヶ月 /2週間
6ヶ月 /3週間
1年 /1ヶ月
■無知を味方にする
・事前テスト
・自己テスト
・休憩をとる
感想
脳のメカニズムから大量の実験データまで、本の主張を裏付ける説明がぎっしり詰まった本でした。
誰もが聞き飽きた「一夜漬けではなくコツコツ勉強しなさい」という言葉の正当性も、これでもかというぐらい証明されています。(笑)
中でも一番驚いたのは手順、環境に変化をつけることです。
静かないつもの場所で、決まった時間に決まった方法で勉強することが正しいと思っていました。
しかし、変化をつけた方が脳が後から思い出す確率は高まり、効率的な勉強となるそうです。これも脳のメカニズムと実験データから証明されています。
私は決まった時間に勉強することは良いと思います。勉強する必要性を持たせるためです。(そもそも勉強する気にならないと始まらないので)
ただ、あまりにも大きなルーティンの発想は避けた方がよさそうですね。勉強の内容にもよりますが、本質はいつでもどこでも成果を引き出せるようにすることだと思います。
まとめると、
1.生活パターンの中に勉強時間を組み込む(分散記憶を利用する)
2.色んな方法で、色んな場所で勉強する
3.脳が処理してくれると信じる(笑)
これを実践していこうと思います。
まとめ
脳のメカニズムや実験データの説明が多いですが、説得力があるので読んでみる価値はあると思います!