変人になりたい

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【いちばんやさしいネットワークの本/五十嵐順子】を読んでみた

パラパラ―っと見て、分かりやすそうだったので読んでみました。

 

ひとこと要約

 

ネットワークの全体像と専門用語の解説」について書かれた本です。

 

要点整理

 

1.TCP/IPネットワークの全体像

単純化、個別化、関連性

 

2.アプリケーション(表舞台。WEBやメール)

・基本的にクライアント・サーバー型

・WEB→HTTP、MIMEタイプ(データの種類を知らせる)

・共通プロトコルSMTPPOP3FTPなど)

 

3.TCP/UDP(両端でのチェック)

TCP=確認しあう・確実に届ける・ポート番号によってアプリケーションを区別

・ウェルノウンポート=決め打ち

・3ウェイハンドシェイクでコネクションを確立

・フロー制御=両端でペース配分しながらパケットを送受信(ウインドウ方式)

 

UDP=一方的・すばやく届ける(コネクションレス型)

・動画などリアルタイム性が求められるもの、小さいサイズのデータしか送らないアプリケーション向け

 

4.IP(「中間」でパケットを運ぶ仕組み)

IPアドレス=コンピュータやルーターのネットワークインターフェースに付けられている

・プライベートIPアドレスグローバルIPアドレスルーターがアドレス変換)

・NAT(対応表)/NAPT(IPアドレスとポート番号の組み合わせでグローバルIPアドレス不足がないように対応)

・ブロードキャストアドレス(サブネットによって分けられた同じネットワーク内にいる全てのコンピュータやルーターにパケットを送りたいとき使用)

マルチキャストアドレス(特定のグループ間)

ループバックアドレス(同じコンピュータ内で、実行プログラム同士が通信をしたいとき)

・ネットワークアドレス(集合体・地域を表す)設定情報=サブネットマスク

デフォルトゲートウェイ(ローカルネットワークと外のネットワークの境目)

DNSドメイン名やホスト名とIPアドレスの対応関係を管理)

・ルートサーバー(DNSサーバーの根幹。分散管理)

 

5.データリンク(リンク内でデータを運ぶ仕組み)

・パケット=フレーム・Ethernet(プロトコル)

ARP(IPアドレスからMACアドレスを問い合わせる仕組み)

カプセル化(ある通信方式のパケットをそのままデータとして扱い、別の通信方式のパケットにすること)→異なる種類の通信方式のローカルネットワークを相互接続することができ、IPアドレスさえ指定すればデータを相手に送れる データ転送方式

・CSMA(無線LANなどブロードキャスト方式、信号が流れていないときだけパケットを送信→宛先が自分のものだけ受け取り、それ以外は破棄)

CSMA/CD(CSMAに信号の衝突検出と再送を追加した方式)

・トークンパッシング 通信の種類・全二重通信(送受信別経路)

・半二重通信(同じ、タイミング調整必要) 電送路の物理的な種類

・ツイストペアケーブル(ストレートとクロス、全二重、8本の導線)

 

光ファイバ

・シングルモード(WAN)、マルチモード(LAN)

 

スイッチングハブ

MACアドレスを見て該当のポートに送信

・信号が衝突する範囲=コリジョンドメインを分け、無駄に信号を流さない

 

感想

 

タイトル通り、初心者でも分かりやすくネットワークについてまとめてくれています。

専門用語の解説も分かりやすくまとめられているので、理解できていなかった範囲もスッと入ってきました。

まだよく分かっていないところもありますが(笑)

 

全体像のイメージを作り、更新していくことは重要ですね。

新しい分野について学ぼうと思ったら、まずは分かりやすそうな専門書を何冊か読んでみることは正解だなあと確信しました。

 

まとめ

 

ネットワークについて分かりやすく解説してくれている本です!

 

いちばんやさしいネットワークの本 (技評SE選書)

いちばんやさしいネットワークの本 (技評SE選書)