【インターネットの基礎 情報革命を支えるインフラストラクチャー/村井純】を読んでみた
続きまして、前回と同じような内容の本です。図書館で気合入れて読んでみました。
ひとこと要約
「インターネットの歴史、仕組み、専門用語の解説」をしている本です。
要点整理
■デジタルの本質
・digit(ラテン語で「指をさす」)→数えられる
・数値で表せる
■TCP/IPの歴史
・1969~ARPANET、パケット交換方式
・1978 経路制御機能をIPとして分ける
・1981 TCP/IP
■コンピュータの歴史
・1940~軍事目的、計算用
・1960~汎用機
・UNIX(OS)
・VPN(概念上のネットワークセグメントを作り上げる)
・ファイアウォール(ネットワークの結節点に設け、通過させてはいけない通信を阻止するシステム
・バス接続→ハブ接続
・PoE(イーサネットケーブルで電力供給)
■CSMA/CDとCSMA/CA
・CSMA/CD(通信路の使用状況を監視し、伝送路の空きを見つけてデータ伝送を行う方式)
・CSMA/CA(送信の前に待ち時間を毎回挿入)無線通信で使われる
・1台のアンテナで半径50kmカバー
・IEEE802.16a
■光ファイバー
・1980~光波長多重方式→高密度波長分割多重通信
・プラスティックオプティカルファイバー(日本の技術)
■日本と米国
・米国 CATV(キャッシュボックス、ホットスワップ)→光ファイバー
■ウェブ
・CGI(ウェブが参照されたとき、ウェブサーバーに用意しておいたプログラムを動作させ、ウェブの表示に変化をつける仕組み
・プラグイン(アプリケーションの機能を拡張するための追加のプログラム)
・MPEG(動画や音声を圧縮、展開する規格)
・API(ソフトウェアやサービスが備えている機能やデータを、他のアプリケーションで利用するための手順)
■GPS
・米国国防総省が衛星を30基保有
・水平は誤差数メートル、垂直は10メートル以上
・屋内は無線LANステーションに付けられているBSS-IDを利用
・ネットワークアプリケーション(表現層→応用層)
・トランスポート(トランスポート層→セッション層)
IPv4(32ビット)
IPv6(128ビット)
感想
前日に読んだ「いちばんやさしいネットワークの教科書」の内容が脳に残ったまま読んだので、2冊の内容が相互接続していい感じです。(笑)
歴史や解説メインなので、ビジネス書というよりは教科書ですね。
分からないところは調べたり、図を参照しながら読みすすめています。
最初は読むのに時間がかかりますが、だんだん早く、得られる知識も深くなっていくと思います。
近いうちに、あと3冊はネットワークについての本を読もうと思っています。
真の通信オタクになろうと思ったら、勉強もしっかりしないとだめですね。
まとめ
図は少ないですが、歴史的観点から詳しく解説してくれている本です!
角川インターネット講座 (1) インターネットの基礎情報革命を支えるインフラストラクチャー
- 作者: 村井純,砂原秀樹,ヴィントン・グレイ・サーフ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る