【How Google Works―私たちの働き方とマネジメント/エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ】を読んでみた
再読です。大好きな本のうちの一つです。
ひとこと要約
Googleの哲学が詰まった「働き方」についての本です。
要点整理
■ビジネス成功のために
・スマートクリエイティブを惹きつけ、彼らが大きな目標を達成できる環境を与えること
・ユーザー中心主義(事業目的=顧客創出)「現代の経営」ピーター・ドラッガー
・プロダクトの優位性
「本当に大切なのは、すべてわかったと思った後に学ぶことだ」
ジョン・ウッデン
■文化(環境)
・企業選びの軸「実力発揮のため」
・ビジョン、意義を唱える義務
・×事業部制<〇機能別
「マネージャーは肩書がつくる。リーダーは周りの人間がつくる。」
デビー・ビオンドリオ(アップル人事責任者)
■戦略
・技術的アイデア、特化する
1800→「製造業」歯車、滑車、チェーン、カム等の機械装置、デザイン標準化
1900→「自動車・オートバイ・航空機」ガソリン・エンジン
1950→「アプリケーション」集積回路
現代→「組み合わせ型イノベーション」情報・ネットへの接続性・コンピューティング
・スケール化・エコシステム・プラットフォームの構築、オープンソース
■人材
・一番大事な仕事=採用
・何を知っているかではなく、これから何を学ぶか
「人は学習を辞めたとき老いる」
・業界=サーフィン場所、企業=波
×《到達目標》
能力は生まれつき決まっている
→状況が変化しても能力を誇示
〇《学習目標》
努力で能力を変えたり、新たな能力を開花できる
→変化を心地よく感じ、高い成果を出す/キャロル・ドゥエック(心理学者)
■意思決定
「問題をきちんと述べられれば、半分解けたようなものだ」
ジョン・ドゥーイ(哲学者)
「自分の意見を通すことより、最高の意見を見つけることを考えよ」
ジョン・ウッデン
・リーダーが唯一コントロールできるもの=スケジュール
感想
「本当に大切なのは、すべてわかったと思った後に学ぶことだ」
一番好きな言葉は何か?と聞かれたら間違いなくこれを選びます。
「すべてわかった」、「要領を掴んだ」、「もうここから学ぶことは何も無い」と決めつけてしまうことは自分の可能性を制限してしまいます。
脳と世界を繋げているLANケーブルを自ら引っこ抜くようなものです。
しかしある程度時間や経験を積むと、どうしても謙虚に学ぶ姿勢を忘れてしまいます。
そんなときに環境や他人も含めて、ありとあらゆる全てのことから「学び」続ける姿勢が大切だと、
自分の可能性を広げるのは自分だと、教えてくれる格言です。
この言葉を信じ続けて生きていきます。
この言葉の他にも、多くの胸に突き刺さる言葉が引用されていている本です。
電子書籍ではなく、本として持っておきたいお気に入りの名書です。
まとめ
何度読み返しても価値のある、多くの学びを与えてくれる本です!
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
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