変人になりたい

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【クリティカル・ワーカーの仕事力/赤堀広幸】を読んでみた

 ワークスアプリケーションズCEO牧野氏、阿部氏の「働き方」についての本です。

 

ひとこと要約

 

クリティカルワーカーを目指せ」という本です。

 

クリティカルワーカー
自ら前例のない仕事に取り組み、自らの思考・発想でブレイクスルーする人材

 

ルーティンワーカー
論理的思考力を用いてすばやく知識・経験を蓄積し、応用することが期待される人材
=スピードだけになりがち

 

■プロセス

 

1目標を持つ
・問題を放置しない(他責NGを貫く)
・目標を設定する(ぎりぎり達成できる目標、「何を」より先に「いつ」を決める

 

2頭を使う
・先に理想を考える(自分の頭で考える、できない理由より先に理想を考える
・「なぜなぜ思考」で考える(理想と現実の原因分析)
・ブレイクスルーの方法論を見出す(理想を実現するアイデア/HOWを考えつくす、先に顧客のメリット=理想が実現している姿を描く)

 

3人を巻き込む
・他者を巻き込む(配役する、権威ではなく納得で他社を巻き込む)
・シナリオを共有する(ゴールから逆算してシナリオを立て、共有する)

 

4成果を出す
・リーダーシップを発揮する(自ら先頭にたって実行する、チーム全体を俯瞰しながらリードする)
・成果を共有する(継続的に成果が出る仕組みをつくる、成功の方法論を他社と共有する)

 

感想

 

この本に出会ったのは1年以上前ですが、とても感化されたのを覚えています。
感化されすぎて選考を受け、牧野さんの講演にも心を動かされ、入社する一歩手前まで考えた時期もありました。


魅力的な経営者であり、魅力的な会社です。

軸となる他責NGの文化も、自分の人生哲学の「人のせいにしない」とぴったりマッチングです。

 

何事も人や環境のせいにした時点で思考がストップしてしまいますもんね。


この本ではクリティカルワーカーという言葉が使われていますが、
この会社に限らず、他の成功している企業や経営者・活躍しているビジネスパーソンにも共通する要素がたくさんあると思います。

 

仕事ができる人材を目指すことは大切ですが、
結局は「何を成し遂げたいか」をとことん突き詰めると「仕事ができる」という現象は自然に生まれてくると思います。

 

その上で、最大限の効果を発揮するための働き方の指針・プロセスをシンプルにまとめてくれている良書です。

 

感想

 

10年前の本ですが、働き方を考える・見直すのに最適な本です!

 

クリティカル・ワーカーの仕事力

クリティカル・ワーカーの仕事力