【0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる/スティーヴン・レヴィット,ダブナー,櫻井祐子】を読んでみた
似たようなタイトルの本を昨日読みましたが(笑)、こちらも読んでみました。
ひとこと要約
0ベース=問題の原点に立ち戻る思考法について書かれた本です。
要点整理
■子どもの感性を持ち続ける
・純粋な好奇心で本質を捉える
・「分からない」を言えば、合理的に考えられる
・他人よりできると思い込まない
感想
サラッと読むだけでは要点を掴みにくい本ですが、一貫して0ベースで考えるためのヒントをストーリー仕立てで紹介しているという内容です。
私は、0ベースで考えること=固定観念を捨て去ることだと解釈しました。
例えば「客観的」という言葉がよく聞きますが、本当の意味での客観的というものは存在しないと思っています。
理由は、その人の知識や経験から構成された地図=固定観念が「客観的」として語られていることが多いからです。
複雑な世界のことを全て把握することはまず不可能です。なので完璧だとは思いこまず、グーグルマップのように絶えず更新できる状態にしておくことがベストだと思います。
(先月のニュースで、グーグルマップの間違いに気付かなかった解体業者が、全く関係の無い人の家をぶっ壊すという事件がありました。不謹慎ですが笑ってしまいました。)
このようにグーグルマップですら間違いがあるので、個人の頭の中で作り上げた世界なんてもっとあやふやなものです。
ロジカルシンキングについても同じことが言えます。
まず前提となっていること=地図を疑ってみることが重要ですね。
常に地図を更新できる状態でいること、
たまには地図自体をを捨てて真っ白に戻してみること
これが重要です。
愛読書「7つの習慣の中」でも自分の地図を疑い、パラダイムシフト(視点の切り替え)を起こすことの重要性が書かれていました。
元LINE森川さんの「シンプルに考える」でも、地図を捨て、コンパスを持つような経営をベースにしていると書かれていました。
自分の地図が完成された、と思ったら危険だという認識を常に持とうと思います。
暴走する解体業者にならないために。
謙虚に学ぶ姿勢を貫こうと思わせてくれた1冊でした。
まとめ
凝り固まった頭をほぐすのに良い本だと思います!
- 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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