【君はどこにでも行ける/堀江貴文】を読んでみた
この人の本は3冊目です。他にもいっぱい書かれていますがいつか全制覇したいと思っています。
ひとこと要約
「頭の中の国境を消せば、どこにでも行ける」という本です。
要点整理
■日本は安売りの時代に
・観光立国
・買収<バイアウトの考え方
・「なんとなく不安」にとらわれない、いかに外からの流れを利用するか
・富裕層の割合が世界1(6世帯に1世帯が金融資産100万ドル以上)
・規制緩和、新自由主、独裁政治の成功
・個人のキャピタルゲインは課税0、法人税17%→大学の質も高く、各国から富裕層が集まる
■中国
・日本人の平均貯蓄以上の資産を持つ人が1億人以上
・インフラ規制が厳しくない→街全体のハイテク導入スピード速い(上海リニア、電動スクーターや自動一輪車など)
・香港はマーケット狭いが税率は低い→投資センターとして最適
■韓国
・インフラにデジタル環境を取り入れるスピード感
・(デジタルサイネージ、地下鉄はホームドア式、飲食店ではほとんどクレジット〇、署名はタブレット端末)
・成長戦略とグローバル化の時流が上手く重なった
■台湾
・アジア随一の親日国
・マーケットは小さい(総人口2300万人)
■タイ
・アジアの経済発展のモデルケース
・物価安定、失業率1%以下
・農業、外資導入による輸出指向、財政の健全性
・ベトナム/経済開放から30年、豊富な地下資源と観光ビジネス
・ラオス/国民の多くが農業、資源関連が好調(タイに依存)
■バングラデシュ
・人口密度世界一、親日国
・世界第2位のアパレル生産国(高い生産技術と安い人件費)
■インド
・BSBのHike(メッセンジャーアプリ)が人気
・最先端のITビジネスが成長中(BtoCはこれから)
・自由主義経済
・親日国
・人口2億5000万人以上の巨大マーケット
・WhatsApp→LINE
■東京
・列車のダイヤグラム、都市計画のクオリティ
・治安の良さ
・料理の美味しさ、ヘルシーさ、サービスの質
■福岡
・政令指定都市で唯一年間数%の経済成長、人口増加傾向
・2015、荷揚げ総額は横浜<博多、空港も立地〇
・規制緩和のスピード感(民泊)
■大阪
・失業率9.1%、離婚率2.54%
・18人に1人が生活保護受給者
・教育環境の向上、遊興施設の増加で解決
■京都
・グローバリズムの逆行
・日本旅館はサービスの差が激しい
・海外の富裕層をターゲットにしたビジネス
「何を見たいのか、何がほしいのか。何をやりたいのか。それをはっきりさせないと、いつまでも「外」と「なか」の区切りは消えない」
「どこに行くのも可能なのに、どこにも行けないのだとしたら、とらわれているのは君自身だ」
「かけている時間は、命を削っている。命に比べたらお金なんか、いくら削ってもいい」
感想
「豊かな日本」を誇っているのは日本国民だけ、という現実を思い知らされた一冊でした。
毎週末に色んな携帯ショップに行く機会があるのですが、
韓国製や中国製のスマホを嫌う中高年の方が結構多いです。
国内メーカーは質が高くて安心、
他のアジア製は「なんとなく不安」だと、いう思い込みが表れているんだなあと感じてしまいます。
中国や韓国を批判する本もよく出回っていますが、
まさに無意味な嫉妬ですね。
自分がビジネスをするときは地球規模の立体的な視点で、思い込みを捨てた自由な発想を常に持ち続けたいと思います。
そういえば中国は10年前に行ったことがあるので、
もう一度今の様子を見に行きたいと思っています。
10年の変化を肌で感じることができれば、とても良い経験になると思います。
今年は周りが就活真っ最中の時期にヨーロッパに2週間行ってきましたが、最高の経験になりました。
国内旅行派でしたが、一気に海外旅行派になりました。
来年の春までにどこか海外に行けたらいいなあと思っています。
今年の夏は、Google earthとVRヘッドセットで世界一周してきます(笑)
まとめ
特に大学生におすすめの1冊です!