変人になりたい

本を年間400冊読む大学生のブログです。→社会人になりました。助成金のポータルサイトを運営しています。https://zibundejoseikin.com

【結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる/藤由達藏】を読んでみた

仕事の先輩が買おうとしていたので、先にダッシュで買って読んでみました(笑)

 

ひとこと要約

 

一瞬で行動するためには「気分」と「視差」を変えろという本です。

 

要点整理

 

行動=雪だるま作り慣性の法則)という認識を持つ

 

■思考の癖、パターンを認識する

気分とモチベーションをコントロールする

視差(立場と考え方)を変える

・内向きの言葉を書き出す(掻き出す)

 

■時間管理

・不用なモノを捨てる

・期限、制限時間を設ける

・朝の数分で24時間にレバレッジ

 

■周りを巻き込む

・コントロール<相手の行動力を高める

・他人を本気で応援→周りの力を借りられる

 

人生の価値観を明確に持つ

・何の制約もなければ、本当はどこで何をしていたいのか

・何を大事にしたいのか

・心躍る未来像

 

感想

 

ビジネス書を多く読んでいる著者ということだけあって、所謂「成功本」に共通する重要な要素が上手くまとめられているなあと感じました。

(過去の記事からは、思考法は「0秒思考」、時間管理は「レバレッジ時間術」がおススメです)

 

この本で一番重要だと感じたのは「人生の価値観を明確に持つ」ことです。

結局すぐ行動できたとしても、自分の人生の目標が無ければ走る方向はブレブレです。

 

「未来に先回りする思考法」でも

 

無駄な努力は無くても、報われない努力はある

 

と書かれていましたが、努力を「行動」に置き換えても同じことが言えます。

宇宙飛行士になりたいのにチャリを漕ぎまくることは、どう考えても正解ではないですね。

 

一番手っ取り早いのは現在の立ち位置を見直す(チャリを降りる)ことですが、その際にコンパスになるのはやはり「人生の価値観」だと思っています。

そしてタイトルの「すべてを手に入れる」の「すべて」は人生の目標を指していると解釈しています。

 

なので、行動を積み重ねる前提として「人生の価値観を明確に持つ」ことが最も重要だなあと思いました。

 

まとめ

 

行動力にフォーカスした本で読みやすく、エンジンをかけてくれる本です!

 

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

 

 

【脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!/ベネディクト・キャリー,花塚恵】を読んでみた

自分の勉強法を見直そうと思い、読んでみました。

 

ひとこと要約

 
学習を日常生活の一部として考えろ」という本です。
 
要点整理
 
手順や環境に変化をつける
・手順、方法を変える
・複数の知覚を関連づける
・場所を変える
 
■勉強時間を分散する
・試験まで/2回目の学習までの間隔
 1週間 /1~2日
 2ヶ月 /1週間
 3ヶ月 /2週間
 6ヶ月 /3週間
 1年  /1ヶ月
 
■無知を味方にする
・事前テスト
・自己テスト
・休憩をとる
 
感想
 
脳のメカニズムから大量の実験データまで、本の主張を裏付ける説明がぎっしり詰まった本でした。
 
誰もが聞き飽きた「一夜漬けではなくコツコツ勉強しなさい」という言葉の正当性も、これでもかというぐらい証明されています。(笑)
 
中でも一番驚いたのは手順、環境に変化をつけることです。
 
静かないつもの場所で、決まった時間に決まった方法で勉強することが正しいと思っていました。
 
しかし、変化をつけた方が脳が後から思い出す確率は高まり、効率的な勉強となるそうです。これも脳のメカニズムと実験データから証明されています。
 
私は決まった時間に勉強することは良いと思います。勉強する必要性を持たせるためです。(そもそも勉強する気にならないと始まらないので)
 
ただ、あまりにも大きなルーティンの発想は避けた方がよさそうですね。勉強の内容にもよりますが、本質はいつでもどこでも成果を引き出せるようにすることだと思います。
 
まとめると、
 
1.生活パターンの中に勉強時間を組み込む(分散記憶を利用する)
2.色んな方法で、色んな場所で勉強する
3.脳が処理してくれると信じる(笑)
 
これを実践していこうと思います。
 
まとめ
 
脳のメカニズムや実験データの説明が多いですが、説得力があるので読んでみる価値はあると思います!
 
脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

 

 

【0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる/スティーヴン・レヴィット,ダブナー,櫻井祐子】を読んでみた

 似たようなタイトルの本を昨日読みましたが(笑)、こちらも読んでみました。

 
ひとこと要約
 
0ベース=問題の原点に立ち戻る思考法について書かれた本です。
 
要点整理
 
子どもの感性を持ち続ける
・純粋な好奇心で本質を捉える
・「分からない」を言えば、合理的に考えられる
・他人よりできると思い込まない
 
感想
 
サラッと読むだけでは要点を掴みにくい本ですが、一貫して0ベースで考えるためのヒントをストーリー仕立てで紹介しているという内容です。
 
私は、0ベースで考えること=固定観念を捨て去ることだと解釈しました。
 
例えば「客観的」という言葉がよく聞きますが、本当の意味での客観的というものは存在しないと思っています。
 
理由は、その人の知識や経験から構成された地図=固定観念が「客観的」として語られていることが多いからです。
 
複雑な世界のことを全て把握することはまず不可能です。なので完璧だとは思いこまず、グーグルマップのように絶えず更新できる状態にしておくことがベストだと思います。
 
(先月のニュースで、グーグルマップの間違いに気付かなかった解体業者が、全く関係の無い人の家をぶっ壊すという事件がありました。不謹慎ですが笑ってしまいました。)
 
このようにグーグルマップですら間違いがあるので、個人の頭の中で作り上げた世界なんてもっとあやふやなものです。
 
ロジカルシンキングについても同じことが言えます。
まず前提となっていること=地図を疑ってみることが重要ですね。
 
常に地図を更新できる状態でいること、
たまには地図自体をを捨てて真っ白に戻してみること
 
これが重要です。
 
愛読書「7つの習慣の中」でも自分の地図を疑い、パラダイムシフト(視点の切り替え)を起こすことの重要性が書かれていました。
 
元LINE森川さんの「シンプルに考える」でも、地図を捨て、コンパスを持つような経営をベースにしていると書かれていました。
 
自分の地図が完成された、と思ったら危険だという認識を常に持とうと思います。
暴走する解体業者にならないために。
 
謙虚に学ぶ姿勢を貫こうと思わせてくれた1冊でした。
 
まとめ
 
凝り固まった頭をほぐすのに良い本だと思います!
 
0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

 

 

【不格好経営―チームDeNAの挑戦/南場智子】を読んでみた

 雑誌で紹介されていたので読んでみました。

 
ひとこと要約
 
DeNA創業者、南場さんの失敗談を多く踏まえた自伝です。
 
要点整理
 
■人についていかない(誰が言ったかではなく何を言ったか)
成長は仕事の結果
■「任せる」
 
感想
 
一気に読んでしまいました。南場さんの生い立ちからDeNA創業、仲間と共に奮闘していく過程が書かれています。
 
企業経営の成功談ではなく、失敗談を中心に生々しく語られている点がこの本の大きな特徴ですね。
 
経営者の方が書かれた本はやっぱりおもしろい。どんな立場であっても経営者目線を持つことは大切なことだと思います。
 
自分がキャリアを積んだ数年後にこの本を読み返してみたいな、と思いました。
 
ただの感想文みたいになってしまいましたが、これからも経営者の方が書いた本は継続して読んでいこうと思います。
 
まとめ
 
単なる経営の成功談ではなく、南場さんの生々しい経験をフルスピードで体感できる本です!
 
不格好経営―チームDeNAの挑戦
 

 

【ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング/赤羽雄二】を読んでみた

タイトルを見て、どういうこと?と気になったので読んでみました。

 

ひとこと要約

 

紙に書き殴ることで、思考力が強化される」という本です。

 
要点整理
 
■実践方法
・毎日10ページ、イメージや感覚を書く(頭に浮かんだまま吐き出す)
・左上にタイトル、右上に年月日
・20~30字×4~6行のみ
・1枚1分以内
 
■メリット
・思考、感情が整理される
・スムーズなコミュニケーション
即断即決の力がつく=0秒思考
 
感想
 
以前の記事「僕たちにもうモノは必要ない/佐々木典夫」の感想欄で、
 
人間の脳はパソコンと同じで容量が限られている
 
ということを書きました。
 
今回の内容を当てはめると、「書く」ことで紙を外部メモリにして、脳をテキパキ動かすことができると言えますね。
 
紙を使うことが絶対的におすすめされていますが、
私は絶対的にペーパーレス派なので電子ノートで実践します(笑)
(サイズもA4で、データの整理も簡単なので問題ではないと思っています)
 
普段から頭の中を書き出して整理するトレーニングはしているつもりですが、読んで感じた、具体的な改善点を次の3つにまとめておこうと思います。
 
1.本当に誰にも見せない前提で書き殴る
(ちょっと気にして言葉を選んでしまっている)
 
2.横置きを守る
(縦にしたり横にしたり統一性がない)
 
3.消さない
(几帳面に管理したい欲求+後から見返すと恥ずかしいので消してしまうことが多い)
 
これを守って実践していこうと思います。
 
まとめ
 
書くと本当にスッキリします。実践することを前提に読むことをおすすめします!
 
ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

【未来に先回りする思考法/佐藤航陽】を読んでみた

この本もお気に入りです。

 

 ひとこと要約

 

未来予測と意思決定のための思考法について書かれた本です

 

要点整理

 

■未来に先回りする思考法とは

 

・未来を見誤る理由

×現在という点から予測する思考法

 

◎長い時間軸から社会が進化するパターン(テクノロジー)を捉え、その流れをとしてつなげて意思決定する

→未来に先回りする思考法

 

1.テクノロジーの本質、進化パターン

人間の拡張(インターネット、コンピューター=知性)

人間の教育(発明→社会構造に組み込まれる→人間の精神や行動を縛るように)

掌から宇宙へ(物理的に遠くへ浸透)


2.新しいテクノロジーはどう社会のシステムを塗り替えていくか

・社会の3類型(血縁型・ハブ型・分散型)

・境界線を溶かす(国家と企業・社内と社外・自分と他人)

・情報が価値をもつ


3.テクノロジーの進化はどんな問題をもたらすのか

・サイバーセキュリティー

・監視

・ロボットと戦争

 

4未来を予測した上で、個人はどう意志決定すべきなのか

・効率化<そもそも本当に進むべき道なのか

・常に原理から考える(どんな「必要性」から生まれたのか)→テクノロジーの現在地を知る

・タイミングを見極める

 

将来的に新しい情報が得られるであろうことを考慮に入れた上で、

「一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行う」

 

感想


初めて読んだときの衝撃が凄まじかった。

イーロン・マスク氏の本で衝撃を受けた後だったので、情報がリンクして更に脳内に電流が走りまくったのを覚えています。

 

自分がIT・通信業界で働くことを決める後押しにもなった本です。

 

あえて多くは書きませんが、また読み返すことになる本だと思います。

 

まとめ

 

とにかく1度は読んでみることをおすすめします!

 

未来に先回りする思考法
 

 

【ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -/佐々木典士】を読んでみた

今年出会った数少ないお気に入りの本です。

 

ひとこと要約

「大事なもののために、モノを減らす」という本です

 

要点整理

 

ミニマリストの定義

・本当に必要なモノがわかっている人

・大事なもののために減らす人

大事なもののために時間とエネルギーを集中する人

 

■人々がモノを求める理由

・慣れ→飽きのサイクル(神経ネットワークは刺激の量ではなく、刺激が変わるという「」を求める)

・現在を元に未来を予測してしまう(射程距離は短い)

・「自分の価値を伝える」目的(孤独アプリが発動)

 

■捨てる方法

・必要なモノと欲しいモノを分けて考える

・データ化する

・お店は倉庫、買ったモノは「借りている」と考える

 

■モノを捨てるメリット

・消費される時間が減る

・人と比べなくなる

集中力が高まる

 

感想

 

1年程前に「おれ、ミニマリストなるねん」と友人が嬉しそうに語っていたときは正直「アホか」と思いましたが、この本を読んで衝撃を受けたのを覚えています。

 

既に少しずつ実践していて、今年3月に引っ越しがあったのですがスーツケース1つで遂行できました。(笑)

あとは電子ノートを買ってペーパレス化したり、現金ではなく電子マネーにしたこともこの本の影響が大きいです。

 

新しいモノ好きなのでつい色々買ってしまいますが(笑)

 

人間の脳はパソコンと同じで容量に限界がある

モノを減らすことでサクサク動くようになる

 

この例えが気に入ってます。

ここでいうモノが意味しているかわかりませんが、日々のタスクや、課題などの考え事も、脳の動きを遅くする要因だと思います。

大切なアイデアも生まれにくくなり、呼び起こすのにも苦労してしまう。モッサリした状態で無理にフル稼働すると、フリーズしてしまうことも考えられます。

 

なので外部メモリで管理して、脳の負担を減らすことも重要だと考えています。私にとっては電子ノート、Keepというメモアプリ、Evernotegoogleカレンダー、そしてこのブログです。

 

モノを減らすことは重要ですが、便利で必要だと感じるモノやサービスは積極的に利用していきたいと思っています。

 

本の中で紹介されていた名言をメモしておきます。

 

物質の豊かさではなく、時間の豊かさが幸せに直結する

ティム・キャサー

 

→モノは比べられる、経験は比べられない

 

われわれは、幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるため四苦八苦している

ラ・ロシェフコー

 

→幸せになるのではなく、感じることが大切

 

人の価値はその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる

アルベルト・アインシュタイン

 

まとめ

 

モノを整理し、減らすことが大事だということには多くの人が同じ意見だと思います。

この本は行動スイッチを押してくれる本です!

 

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -